投稿者: ani 00年 10 月 12 日
ここ数年ヨーロッパの老舗ブランドと日本のライセンス契約が破棄される傾向にありますが、これについて皆様の見解を教えていただけたら嬉しいです。
ライセンス契約の破棄というのは問題の有る言い方です。
一般的には契約更新をしないというものだと思います。
多くの方が書かれているように、一時的にライセンスの売り上げが落ち込んだとしても商品を自前でコントロールしてステイタスを高めて自社の売り上げと
したほうが長い目でみればうま味がある、というのが多くの外資系ブランドの
考え方のようです。
これはライセンスに限ったことではなくて、インポート商品についても、
同様です。
ここ何年かでみれば、約30年ディオールの展開を行ってきたカネボウを
ディオールが切り捨てたり、デサントが手掛けてきたアディダスを
契約更新せず、それぞれの日本法人が展開するようになったのは
業界ではよく知られています。むしろ、ライセンスの契約不更新は
こうしたビジネス形態が本題であるのです。
あと、ここ何年かの大きな事例を書いておきます。
プラダジャパン(当時IPIジャパン)が、卸し事業を中止したため、
急遽代役にエクステを独占展開しなくてはいけなくなった。
ジルサンダー、ラングがプラダに買収され、自社で展開を行うことになった。
日本展開をしてきたサンフレール、バスストップがそれぞれ切られた。
バスストップはかわりにヴィクター&ロルフなどを穴埋めに独占契約。
トレリが日本で育ててきたマルニはバスストップ出資のマルニジャパンに
取られた。などなど
上はライセンスに関係ないものもありますが、
本国の方針変更で起こった代表的な国内のケースとして書いておきました。
見解ということでもないのですが、M&A合戦の結果買収された
各老舗が、今まで安易に進めてきたライセンスビジネスの見
直しを迫られたということがほとんどではないでしょうか。
ブランドイメージを直接コントロールするという思惑が、そうさ
せているのだと思います。
非常に興味深いのですが、具体的な例をあげていただけませんか?
皆さんご返答ありがとうございます。私もこの話は他人から聞いたので、そこまで詳しくもないのですが、その知人が言うには三越に入っていた有名な老舗傘メーカーとの契約が切れて、今度は直接そのメーカー自体が、つまり外国の一企業として乗り込んでくるという話なのです。これは日本とライセンス契約をする事が、そのブランドの直接の思想なり考え方なりを社会に表現できておらず、ブランド名ばかりでブランドの地位を確立させている日本の市場の流れを帰ることにより新たな市場戦略を試みようという新たな傾向らしいです。
もう消えてしまっているのですが、つい最近もFENDIの傘の話が
ありましたよ。
もうすぐログでアップされると思いますが、経緯としてはPRADA
&LVMHによって買収されたFENDIが、直接ブランドイメージをコ
ントロールするため、日本で傘のライセンス販売をしていたムー
ンバットとの契約を切ったというものです。
GUCCIに買収されたYSLも同じようなことが起こっているのですが
ライセンスの規模からいって、こちらの方が衝撃が大きいみたい
ですね。
今後は両ブランドとも、ブランドの日本法人もしくはグループの
日本法人を通して、インポート中心の商品展開となるでしょう。
トラサルディも、ライセンス商法の見直しを図っている状況のよ
うですね。
YSLやFENDIあたりじゃないですか?あとは・・・?
私も興味ありますね。でも上記2ブランドは買収されてから、
経営方針を変えざるを得なくなったのが、
ライセンス破棄の原因ではないでしょうか?