結局のところ、ミニマリズムって何なんですか?代表的なデザイナーは誰ですか?
ミニマリズムとは、もともと美術用語だと思います。40年位前に網目を繰り返し描くだけで大きな画面を作った草間弥生を嚆矢として、アルミの箱を並べただけで作品としたドナルド・ジャドなどが一世を風靡したのです。それら一連の傾向を持った作品を総称して、ミニマリズムと誰かが名付けたのです。
つまり意味は、「装飾性を排除して最小限の要素で構成していく」ということです。
これをファッションデザイナーに当てはめると、無印良品の永澤陽一、エディ・スリマン、カルバン・クライン、などが思い浮かびます。
装飾性の高いドルガバやジャンニ・ベルサーチ(古い)はもっとも反対の性質を持っていると思います。
ヘルムート=ラングなんかはどうですか。ずっとミニマリズムのとこってあるのでしょうか。方向性は変わるもんなのでしょうか。
ラングはミニマリズム提唱者と言っても過言ではないでしょう。
ずっとミニマリズム路線でやっています。
私がミニマリズムについてもっとも興味があるのはフセイン・チャラヤンです。
彼の第3期(フセインのコレクションは大きな変化点が二回ほどありました)
と呼ばれる究極のミニマリズムの提案はとても美しいと思います。
是非コレクションを見てください。
それからマルタン・マルジェラの服もデザインではなく機能という面で
ミニマルと言えます。彼の最終的に出されるデザインというのは機能を
最小限にして打ち出される「結果」という形で表現されると思います。
例えば「たび靴」を考えると、日本の非常に機能的でかつ健康的な足た
びを女性の履き物として昇華させたらどうなるかというアプローチの結果
出てきたデザインなわけです。つまりミニマルなデザインよりもミニマル
な機能が先なわけです。ある意味実験ですね。
実際、マルタンのたびシューズは見ためよりずっと履き心地がいいです。
ジルサンダーもミニマリズムに入ると思います。
結構いるんですねえ。