http://www.i-lovebrand.com/HTML/mm_back/020122vol023.htmでの1月22日Mail Magazineのコラムを見ました。「多くのデザイナーの間から大きな拍手が起こっています。」
とのことで私も大変共感しました。
実は自分自身、雑貨関連のデザインをやっておりまして、自分の担当した商品のデザインがパクられた苦い経験を何度もしています。特にバッグ、靴、等の業界においては、特徴のあるデザインであっても、太々しいメーカー(デザイナー?)が、売れ筋の商品のデザインを使って平然と商品化していることが実際よくあるように思います。ことさらバッグ、靴であればデザインの基本(サイズ、コンセプト)は決まってしまうとは思いますが、デザイナーであればその狭い土俵の中で、「いかに差別化された、新鮮な商品を作り出すか。」を追い求めて日々、日夜必死で努力しているはずです。
以前、私のデザインが真似されたときにあるメーカーに申し入れをしたことがあるのですが、「バッグなんだから、物が入って、持ち手がついていればバッグのデザインなんてみんな似てくる必然性があるものだよ。」ある大手バッグメーカーの役員さんはそう言っていました。なんと進化のない無責任な人間なんだと憤慨してしまいました。
また、知っているデザイナーの間では、「これコピッたでしょ。」と軽く指摘するぐらいで済ませてしまう仲間もいます。仲間だったらなおさら、そのデザインを尊重しなきゃいけないと思うし、オリジナルをデザインした人の権利は人権と同じだと私はずっと考えています。
そんな中、今回の「レジャープロダクツ」と「ファイブフォックス」の裁判のことを私も昨年末、新聞記事で知り、興味があったのでいろいろと資料を見ましたが、ファイブフォックスのものは、まさにパクリだと思いました。
自分が苦労して考えたデザインが他人に使われてしまった時に、このようなかたちで、事実が認めてもらえることがわかり、自分自身、意を強くしています。今後デザイナーやメーカーがもっとデザインの権利について、もっと意識し、主張するようになればいいですね。
今回のように、業界の巨人が小さな会社のオリジナルデザインを模倣して商品化し、自社のブランド力のあるネームを付けて商売にしてしまうというという図式は、「よくある事。」ではもう済まされないと思いますが、みなさんはどう思いますか?
ちなみに、インターネット上にもその記事がありました。参考までに。
http://www3.nikkei.co.jp/kensaku/kekka.cfm?id=2001122707477
確かに、一理あることだと思いますが、素晴らしいデザインというものは、真似されるものです。 今では、情報伝達が急速に発展している時代です。パリコレやミラノコレのプレタポルテが真似されるのは、半ば当然のようになっています。ただ、本当のクリエイティブに優れた会社やデザイナーというのは、模倣されることによろこぶのではないかと思います。真似されることにより、そのオリジナルも売れるわけですから、真似されないと売れなかった商品といのは、山ほどあります。ドルチェ&ガッパーナのデトロイトジーンズ(古着加工のジーンズ)や、シャネルのツイードのジャケットなど。ただ、今の世の中、パクリと知っていて購入する消費者がいることもわすれてはいけないと思います。
デザインを模倣されるというのは、そのデザインが優れている証であり良いこという意見もわかります。しかし、いやらしい表現ですが、「売れる売れない」または、「稼げる稼げない」を考えると、同じデザインであれば、知名度の高いメーカーの方が有利であると思います。デザイン、商標の模倣を許してしまうと小さなメーカー、資本の少ないメーカーは不利であり、大手メーカーに対抗するのが難しくなってしまうのではないでしょうか。