issue*12イギリスミュージックシーンを振り返る〜80年代

80年代のすべてがここに…
第2期ブリティッシュインヴェイション

[ヒューマン・リーグ] 82年ヒューマン・リーグの「Don't You Want Me」(邦題:愛の残り火)が全米チャートNo.1を記録したのをきっかけに、第2期ブリティッシュインヴェイションが幕開けする。

 このブリティッシュインヴェイションは以前にもあり64年のビートルズのヒットに続き、アニマルズ、マンフレッドマン、ローリングストーンズ、ハーマンズ・ハーミッツ、デイブ・クラーク・ファイブなどのイギリス勢が全米ヒットチャートを席巻。これが第1期ブリティッシュインヴェイションと呼ばれていた。

 私が今でもイギリスの音楽を愛するきっかけとなったのが、この第2期ブリティッシュインヴェイションであり、このころ毎日テレビからあふれ出てくる、音楽の楽しさは新鮮で刺激的だった。モンキーズブームが去っていった頃、毎週欠かさず「ベスト・ヒット・USA」(小林 克也氏)を見ていた私は、アメリカ勢の曲にどっぷり浸かっていた。人気絶頂だったマイケル・ジャクソンを筆頭に、ライオネル・リッチー、ドナ・サマー、ジャーニー、エイジア、クリスト・ファークロス、アメリカ、ケニーロギンス、エア・サプライ等の曲を好んで聴いていたものです。
 しかし、このブリティッシュインヴェイションを境にアメリカの音楽からイギリスの音楽へスイッチが切り替わったように好みも変わってしまったのです。本当に多くのバンドがあり、それぞれが少しずつ違った個性を放っていました。

 エレポップを確立したソフトセル、ヤズー、ヒューマンリーグ、ユーリズミックス、ディペッシュモード。エレクトロファンクを押し進めたヘヴン17。ラテンとファンクをミックスさせて人気だったヘアカット100、ABC、モダン・ロマンス。実験的な音楽とメロディアスなテクノを押し進めたOMD、トーマス・ドルビー。エレクトロサウンドが多い中、イギリスの力強さを感じさせてくれた、U2、ビック・カントリー、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ、そしてニューロマから飛び出していった、デュラン・デュラン、スパンダー・バレー等並べればきりがないくらい、多くのバンドが次々に全米を制覇して行きました。デフ・レパードもイギリス出身でこのころ人気が出てきましたよね〜

 そのころのアメリカ勢のサウンドにけして満足していなかった訳ではないのですが、アメリカ人にはないビジュアルセンスが彼らイギリス勢のルックスからは感じられ、プラスして耳に残るポップでダンサブルな曲が私の興味をそそったように思うのです。80年代のすべてが前半の82年〜84年あたりに集約されていると言っても過言ではないくらい、多くのバンドと多くの素晴らしい曲に出会えたのでありました。

 

NEXT80年代愛し続けたアルバム

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Let's get Pop!-良質の音の庭には花が咲く

〜ゲスト:ボブ佐久間


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