issue*12イギリスミュージックシーンを振り返る〜80年代

80年代愛し続けたアルバム Part.2

[ディーコン・ブルー] 87年はリビング・イン・ア・ボックス、スウィング・アウト・シスター、ジョニー・ヘイツジャズ、ヒュー&クライ、キュリオシティ・キルド・ザ・キャット、ウェット・ウェット・ウェットなどの新人バンドが続々チャートの上位に曲を送り込みイギリスのチャートもこのバンド勢の活躍で華やかだった。

 そんな中、グラスゴーよりディーコン・ブルーがデビューする。彼らの1stアルバム「Raintown」(邦題:レインタウン)は80年代忘れられない1枚だ。アルバム全体にイギリスの匂いを感じ、サウンドは聴けば聴くほど心に染みわたってくる。そう内に秘めた力や情熱を感じさせるバンドだ。ディーコン・ブルーを聴くきっかけとなった「Loaded」(邦題:ローデッド)、「Loaded」と同じように労働階級の人々の感情を歌い上げる「Dignity」(邦題:ディグニティ)、ゴスペル・タッチのコーラスを聴かせる「When Will You」(邦題:ホエン・ウィル・ユー)、クリス・レアもギターで参加の「Love's Great Fears」(邦題:愛のおそれ)等13曲の全てが深い味わいを感じさせる。是非聴いてもらいたい1枚だ。

 残念ながらベストアルバムを含む6枚の素晴らしいアルバムを残し、94年に解散。96年ボーカルのリッキー・ロスはソロアルバム「What You Are」(邦題:ホワット・ユー・アー)を発表している。

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次回は、音楽とファッション-ジャンル論の試み 4 後編
<イギリスミュージックシーンを振り返る〜90年代>です。

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〜ゲスト:ボブ佐久間


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