« DEUXIEME CLASSE L'ALLUERE の 夏着物-小千谷縮コーデ | メイン | おネエMANS IKKOさんの着物姿 »

2007年06月30日

きものであそぼ 遠藤瓔子

きものであそぼ 遠藤瓔子

遠藤瓔子さん。どこでも辛口のコラムで、、という風に評されている方。センスの悪いおばちゃん、お嬢ちゃんをばっさばっさと切り捨てる、そこにどきどきしながらも、やがて快感やみつきになる、というあの路線です。わが身を振り返りつつ、人のことを笑いつつ、あ、自分もやっぱりイケテナイ?とどきりとしつつ、やっぱりきつーくお叱りを受けたいというような、この人がおすすめしてるスタイルはどんな?とか、興味しんしんなのです。

きものであそぼ (Vol.3)

きものであそぼ (Vol.3)

時代とともに振り返るきものスタイルの変遷がおもしろかったです。40代でアンティークにはまり、60代でモダンキモノ、先鋭的なセンスの方なので、単純に自分の好みや年代の好みというだけでなくて、むしろ流行(きものの長くゆったりした時流)みたいなものを的確に捉えていらっしゃるのでは?という風に感じました。60過ぎると派手な色や柄は気合が入らないと着れないというものの、モダンキモノがとても若々しいセンスで着こなされているのはさすがと思いました。

きものであそぼText Book―疑問と悩みをまとめて解決!

きものであそぼText Book―疑問と悩みをまとめて解決!

最後の章に、きもの業界で働きたい という疑問に答えるところがあって、どんどんつぶれてる業界に職なんかありゃーせんとばっさり切られており、なるほどーー。和裁、流通、生産、どれをとっても厳しい現実。セレクトショップ的なアンティーク着物屋さんだけが儲かっていると(2003年頃のこと?)

とはいえ、なんでも変えることができるのは、若者、ばか者、よそ者、なんだ。実はやっぱり隙間はあるよなぁと思って読みました。しかし圧倒的な物量で言えばやはりかなりマイナーな世界はマイナーな世界。。

和→洋じゃなくて、洋→和でもなくて、和⇔洋みたいな感覚に少しなってきているかしら?というかすかな胎動は感じます。
和服を洋服にするというようなものは以前から結構あり、今も和風のTシャツとか、ジーンズに和の刺繍とか。ドレスとなるときものリフォームみたいな色物くささも抜け切れず。。日本のデザイナーが伝統と向き合うとき、どうやって料理するのか?しかし他国のデザイナーにきもの文化をクリエーションされて悔しくないのか的な想いもありましょう。

でも発想を逆にして、洋服で育った洋服感覚で、和服きものを作るというのが、なぜないのか?と男のきもの本に書いてあり、はっとしましたが、そう、それ。それを求めているんです。もっと言えば、洋服と和服の境をあまり気にせず、境界を取っ払って、デザイナーやクリエイターとかの人がもっと作ってもいいし、ブランドとかセレクトショップ感覚でビジネスを考えてもいいのではとか、もしそういうのがあったら飛びついちゃうかも。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.fashion-j.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/633

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)