きものであそぼ 遠藤瓔子
遠藤瓔子さん。どこでも辛口のコラムで、、という風に評されている方。センスの悪いおばちゃん、お嬢ちゃんをばっさばっさと切り捨てる、そこにどきどきしながらも、やがて快感やみつきになる、というあの路線です。わが身を振り返りつつ、人のことを笑いつつ、あ、自分もやっぱりイケテナイ?とどきりとしつつ、やっぱりきつーくお叱りを受けたいというような、この人がおすすめしてるスタイルはどんな?とか、興味しんしんなのです。
時代とともに振り返るきものスタイルの変遷がおもしろかったです。40代でアンティークにはまり、60代でモダンキモノ、先鋭的なセンスの方なので、単純に自分の好みや年代の好みというだけでなくて、むしろ流行(きものの長くゆったりした時流)みたいなものを的確に捉えていらっしゃるのでは?という風に感じました。60過ぎると派手な色や柄は気合が入らないと着れないというものの、モダンキモノがとても若々しいセンスで着こなされているのはさすがと思いました。
きものであそぼText Book―疑問と悩みをまとめて解決!
最後の章に、きもの業界で働きたい という疑問に答えるところがあって、どんどんつぶれてる業界に職なんかありゃーせんとばっさり切られており、なるほどーー。和裁、流通、生産、どれをとっても厳しい現実。セレクトショップ的なアンティーク着物屋さんだけが儲かっていると(2003年頃のこと?)
とはいえ、なんでも変えることができるのは、若者、ばか者、よそ者、なんだ。実はやっぱり隙間はあるよなぁと思って読みました。しかし圧倒的な物量で言えばやはりかなりマイナーな世界はマイナーな世界。。


