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2004年12月 2日
ステンカラー 【soutien(仏)+collar(英)】
ステンカラーとは、衿腰が後ろで高く、前で低い、折り返る一
枚衿をさす和製英語である。英語のcollarは衿の意味。そのカ
ラー名は、80種類以上ある。
以下の3つが英語に該当する。
・プロシアン・カラー
プロシアの軍服の衿
・コンパーティブル・カラー
一番上のボタンの開閉により形に変化をつけることができる衿
・スタンド・フォール・カラー(Stand Fall Collor)
立ち返り衿
スタンド・フォール・カラーが訛ってステンカラーになった
という説が有力。
【沿革】
1964年頃のアイビー全盛期のコートの定番としてステンカラーコートが登場以後サラリーマン世代にも普及して、現在も健在。一時期、トレンチコート(ダブルのベルト付きコート)に主役の座を奪われるが、復活春、秋、初冬の3シーズンをカバーできる防寒商品として根強い人気。
日本人は特に英国バーバリー社のコートが大好き。その中でもステン・カラーコートは一家に一枚と言うくらい中高年男性の必需品。トレンチ以外にもレザー、ダッフル、ドラマ「踊る大捜査線」で織田裕二が着ていたモッズコートなどもあるが、いづれも短期間の流行で定着しない。
サラリーマンにとっては、丈の多少の差はあれ、制服化したステンカラーコートは、誰が着ても似合うスタイル。着こなし重視のトレンチコートは、映画「カサブランカ」でハンフリー・ボガードが着ていたのが、第一次ブームとか。ボガードのハードボイルドさに憧れたお父さん達。でも、似合わない。恋も醒めてしまう現実が待っていたかも。
【今後】
何の変哲もないステンカラーコートだが、急な雨などに便利な防水加工がしてあり、しかも奇麗にたためるので、商談先などでも邪魔にならない優れもの。コンパクト好くな我々日本人向け。
裏地が取り外せるライナー型など機能も充実しているので、定番として残ると思う。特に、雨の多い英国製は、機能的な点でお得かもしれない。
ただ、湿気が少ないヨーロッパにいると綿でも寒さを感じないが、湿気が多いアジア近辺では冬はウールを着た方が無難。グローバーオール社のダッフルなどはバーバリー同様、親子代々着られるので重宝する。一家に一枚あってもいいロングセラーはコートに多い。
老舗ブランド品は、素材やディテールの変化はあっても、デザインが、変わらない魅力がある。何年も着られる点で経済的なのかもしれない。私は擦り切れるまで着てしまうが、大事に扱うことが必要だ。時代を超越したデザインはシンプルで美しい。
投稿者 kaz : 用語データ一覧