ロマンチックとは、空想的で現実を離れ、情緒的で甘美なさま
をいい、そのようなスタイルを好むこをいう。
【語源】
感情の高揚、訴え、情緒、情熱の表現を言う。
クラシックのプレーンに対し、
ロマンチックはデコラティブ(装飾的)である。
1820~1848年にドラクロアなどフランスの画家が空想的で
形式の制約を破って独自の世界を作ったのが始まり。
古典主義に対抗した新しい波だった。詩論だが、フランス人に
とって異国であるローマ(Roma)が、空想的で情緒的な
イメージだったのでは、ないのだろうか?
ちなみに1848年は、フランス革命によって自由、博愛、平等を
民衆が勝ち取った年である。
フランス国旗の赤、白、青(トリコロールカラー)は、
この精神を重んじている。その後、新たな権力グループ、
プチブルが誕生する。プチ・ブルジョアの意味。
革命後に必ず起こる現象。
【ロマンティック・スタイルの起源】
1814年~1824年頃、ルイ18世の時代、ウエストにコルセット、
ペチコートを何枚も重ねた大きくふくらんだスカート、
袖はたっぷりとした長袖、大きなリボン、羽根飾りなどを
つけたロマンティックスタイルが誕生した。
王朝スタイルのリメイク版である。
今は、女性らしいスタイルを意味する。
【日本の場合】
1955~1956年日本独自の落下傘スタイルが流行。
アメリカでサーキュラースカート(円形フレア)が大流行、
背の低い日本人には似合わないため、ギャザーやフレアを
ペーチコートでふらませた。ウエストを細くするために
ニッパーも使用したと言う。
1973年頃、自然回帰やヒッピーブームからフォークロア
(民族衣装)が流行。手作りやホームソーイングも流行した。
ベレー帽に、ミニマムなジャガードニット、たっぷりとした
ロングフレアスカートのスタイル。これをアンノン族と言った。
雑誌アンアンとノンノのこと。
1983~1985年オリーブ少女ブーム。中でも、ピンクハウスが
大ブレイク。大きなリボン、フリル使い、花柄ワンピースとごつい靴、
スタジャンなど「ミスマッチ」な感覚が流行語に。
アツキオオニシ、ジャスト・ビギ、などDCブランド全盛だった。
オリーブとは、雑誌オリーブのこと。
1998年ヴィヴィアンウエストウッド、コムデギャルソンなどの
女性らしいスタイルが大流行。手作り派やソーイング派が急増している。
【その後】
どんな年になるのか楽しみです。デザインが素人の手に戻った気もします。
とんでもない才能を発掘したいと思っています。
山本耀司、川久保玲氏などの年代以降、世界でだれでもが認める
デザイナーが誕生してません。苦境や逆境から誕生することも多いので、
この不況は大いなる恵みと才能をファッション界に与えると信じています。
【関連資料】 ファッション辞典
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