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2004年12月17日

竹の子族【Takenoko-zoku】


 竹の子族とは、1978年、裏原宿にオープンした「ブティック
 竹の子」の洋服を好んで着ていた若者が、代々木公園周辺の歩行
 者天国(日曜日道路が開放されていた)で踊り始めたことからマ
 スコミの話題になり、ブティック名を取ってつけられた。198
 0年には、あっという間に、全国に飛び火していった。


© Kyodo News

【語源】

 1978年裏原宿オープンした「ブティック竹の子」の洋服を好んで着てい
 たことから付けられた。様々なアレンジができるハーレムスーツが定番。

 *ハーレムパンツ
 だぶだぶのズボンで、足首のあたりにギャザーを取り、ぴったりと裾を締めたもの。

【沿革】

 1979年夏頃、原宿の歩行者天国に出現した奇抜なファッションをした
 若者達は、マスコミの話題になり、全国的に有名になった。中心は、ツ
 ッパリなどで有名な元暴走族だった。

 原色のハッピ風ガウンにハーレムパンツ。名札、バッジ、ヘアクリップ、
 ぬいぐるみなど様々な小物をつけ、学校の上履きやカンフーシューズ
 などをはいていた。今では珍しくないが、男が化粧をする衝撃的なシ
 ーンが展開された。

 ストリートで踊る舞台衣装は紙袋に詰め込んで、代々木公園で着替え
 た。当時、お金のある大人達が毎夜のようにディスコへ通うほどのブ
 ーム。お金のない中高生が、日曜日に路上で有り余るエネルギーを
 発散した。まさにアジアチックな主催者のいないイベントだった。

 その後、沖田浩之などがスカウトされタレントデビューすると人気は
 頂点を極めた。

 1981年頃から50’S系のローラーと呼ばれるグループが台頭、下火
 になる。バンドブームに繋がる。

【今後】
 
 欧米に追いつけ追い越せと躍起になっている大人社会と逆流する
 かのように、アジアのありのままの姿を少年少女が表現した時代
 だった80年代初頭。高度成長にかげりが見えた時期でもある。

 同じような現象は起こらないだろうが、混沌としたアジアの風土を
 考えると心理的には若者たちが、モザイクのようなアジアを表現
 しそうな気がする。アジア全体が利権、汚職思想を容認している
 から、統一感のある街作りは何百年かかっても無理。

 そんな中で、アジアをアジア人が表現することは重要な意義があり
 そうだ。中国系のデザイナー「ヴィヴィアン・タム」はごちゃごちゃした
 世界を洋服で表現して大成功した。彼女のNYのブティックをたずね
 た時、正直、日本の企業デザイナーの方がもっとましな洋服を作る
 と思った。ごちゃごちゃ感が計算されたものかもしれないが。

 欧米の物真似をしている限り成功はない。それを実感しているのが
 若者たち。日本よりもアジアという大きな視点で考えるともっと発想
 も広がる。インド人の唄うコマーシャルに魅せられるこの頃。21世紀
 まであと少し。アジアにリセットしたら、サクセスが待っているかも。

【関連サイト】

 http://www.fashion-rekishi.com/
 http://www.geocities.jp/marubina/
 http://www.geocities.com/janetleeds/
 

投稿者 kaz : 用語データ一覧