« ベニー・ケー 【BENNIE K】 | メイン | カバーオール 【Coverall Jacket】 »

2005年1月 9日

エコロジー 【ecology】

 エコロジーとは、人間も生態系の一員であるとの視点から、人間
 生活と自然との調和・共存をめざす考え方をいう。有機栽培の綿
 花を使うオーガニックコットンなどを代表とする生活環境に優し
 い素材開発が進む。

【関連サイト】

 http://www.eco-online.org/
 http://eco.goo.ne.jp/


【語源】

 ecology 生物学の一部門の生態学の意味。生物とその生活環境との
 関係を研究する学問。1970年代頃からファッションでも使われ始める。

【沿革】

 1980年代後半から毛皮などを使用することに反対する動物保護団体
 などが現れ、フェイクファー(疑似毛皮)を使うデザイナーが誕生したり
 有機栽培の綿花を使うオーガニックコットンなど生活環境に優しい素
 材開発が進む。

 日本では、バブル崩壊後の1991年頃から大型化や高級化から小型化
 やリサイクルなどに変化しはじめた。特に、大型ディスコから小さなクラ
 ブへ変化したり、古着ブームなどによるリサイクル意識も高まった。また
 自然回帰意識で、自然と触れ合うアウトドアがブームになり、定着した。

 素材メーカー、大手量販店なも一斉にエコロジーを全面に出したブーム
 が起こるが、その後は沈静化してほとんど使われなくなった。ペットボト
 ルを再生したフリース素材などは、アウトドア商品に広く使われている。

ディープ・エコロジー 1973年にスェーデンのアルネ・ネスによって発表された思想で、原生自然に触れ、環境問題をより精神的、内面的に考え、自然への見方や振る舞いを探求すること。これに対し、環境問題を具体的、実践的レベルで解決したり、人間にとって有用な自然だけを保護しようとする思想を、彼はシャロウ・エコロジーと呼んで批判した。しかし、ディープ・エコロジーは自然を利用・支配しようと考える西洋型文明に受け入れられず、人間を中心に自然と調和した社会を目指すソーシャル・エコロジーの思想が登場した。「持続可能な発展」という思想は、ソーシャル・エコロジーの潮流に属するとされる。(資料:環境GOOより)

【今後】

 結果的には、ファッションでは若者が古着やリサイクル、フリーマーケット
 活動を通して環境問題を実践している現在、エコロジー精神は守られて
 いる。日常化することで、その言葉さえ風化したことに意味があるのかも
 しれない。

 輪廻というアジア的な思考があり、万物は土に帰り、新しい生命を生み
 出すというもの。その循環(サイクル)こそが、地球上の全生物に対する
 環境を守る意味で、ヨーロッパではビオトープと呼んでいる。

 人類が急増したため、自然保護団体などの論理では60億人の命を救え
 なくなる危険性もある。食糧問題は、地球規模の問題になっている。既
 に天然素材生産国では、バイオテクノロジーなくして、綿花、羊毛などを
 安定生産ができない状態になってきた。遺伝子を組み替えた原料を使用
 しなければ、素材調達できないほどになりつつある。

 エコロジーとバイオテクノロジーの関係は切っても切れない深いものに
 なってきている。羊が食べいる草は、遺伝子を組み替えたものが増える。
 英国で成功したクローン羊の誕生。いよいよ、素材そのものが天然でな
 くなる時代になった。これも循環だ。悪循環なのか、結果は22世紀頃に
 出る。天然素材100%が高価になる時代が来る。大事に着ていれば、
 ブランド名に関係なくヴィンテージ物になるかも。エコロジーファッション
 の難しさがここにある。


【メリー・エンジェル(Merry Angel)さん】
 
 イギリス・ロンドン出身。ロンドン大学東洋・アフリカ語研究部日本語科を卒業後、来日。日本ユニセフ協会でのボランティア活動。4年半勤めたコム・デ・ギャルソンを'89年に退社後、エコロジー商品の企画・買い付け・研究の仕事に携わる。1994年ファッション・エコロジー・ブランド「ECODECO(エコデコ)」設立。現在、全国72店舗で展開。また、イギリスを始め、香港やアメリカなど海外にもその輪を広げている。(資料:ウーマン・エキサイト より)

 

投稿者 kaz : 用語データ一覧