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2005年01月30日

パンツ【pants】

パンツ
 パンツとは、米語のpantsで日本語のズボンのことをいう。
 特に、女性用のものをスラックス(slacks)ともいう。
 イギリス英語でトラウザーズ(trousers)、フランス語で
 パンタロン(pantalon)、ジュポン(jupon)という。

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【語源】

 「パンタルーンズの略で、アメリカではズボンをさす。あらゆる用途に用
 いられる脚衣として、男女、年齢に関係なく使用する名称。日本では男
 女の下着用パンツを指す語として使われてきた」(「服飾辞典」文化出版
 局より抜粋)

 パンタルーンズ 【pantaloons】
 本来は脚に密着した、タイトなパンツを指した。語源は16世紀のイタリアの
 道化役者パンタローネが細くて長いタイツをトレードマークにしていたこと
 にちなんでいる。

 pants [ pants ]

 1. U.S. men’s or women’s trousers:
 an item of clothing that covers the part of the body from the waist
 to the ankles or, sometimes, the knees, each leg having a separate
 tubular piece

 2. item of underwear:
 an item of clothing worn next to the skin that covers the buttocks
 and genital area

【ズボン=日本語】

 イギリス英語のトラウザーズ(trouser)
 フランス語のパンタロン(pantalon)
 米語のパンツ
 ドイツ語のホーゼン
 など各国違う。
 フランス語のジュポン(jupon)がなまったと言う説はあやまりで、
 「ずぼんと足に入る」が語源らしい。駄洒落だったようだ。
 下着もブラマー型が主流だった頃、間違って普及させた先祖達の洒落もなかなかだ。

【沿革】

 1954~5年頃 細身のマンボズボンが大流行 女性は映画女優オードリ
 ーヘップバーン人気で、やはり細身で7分丈のサブナパンツが大流行。

 1957年には、南洋風のカリプソパンツに進化する。
 1956年 石原都知事が書いた小説「太陽の季節」が映画化され、弟の裕
 次郎が主演、太陽族が誕生する。サングラス、アロハシャツ、ショートパ
 ンツが大流行。意外にも不良化して社会問題になったという。都知事が
 強くヒット作「太陽の季節」を演説に使わない訳がわかった。

 1958年には、暴走族の前身であるカミナリ族が登場。革ジャン、ヘルメット
 ゴーグル、ジーンズとなかなかオシャレだった。以後は単なる暴走族に変
 化。

 1964年 アイビースタイルが流行。銀座のみゆき通りにたむろしていたた
 め「みゆき族」と呼ばれる。今年流行のチノパンツやバミューダパンツ(短)
 が流行。

 1965年 裾が広がったパンタロンが登場。厚底サンダルも68年に大流行。

 1971年 女性にホットパンツ、男性にベルボトムが流行

 1976年 メンズでパンタロンタイプのバギーパンツ(baggy=バッグ風)が流行
      ハイヒールをはいていた。ちょっと沢田研二、西条秀樹が入っている。
      全体的には台形からストレートのシルエットに戻る

 1977年 ジョギングパンツやランニングスーツがなぜか流行る。不思議!!

 1979年 プレッピーブーム(トラッド・アイビーの復活)

 1983年 スーパーカジュアル登場 極細パンツが流行

 1988年 渋カジブーム(トラッド復活)

 1992年 フレンチカジュアル流行 グレー、黒白ブーム

 1994年頃 へそ出しやヒップではくスタイルがメンズで流行。


【今後】

 パンツシルエットの変遷を見ていると太目、ストレート、細身とスパイラル
 (螺旋状)に進化している。メンズで言えば、タックが入ったり、ノータック
 だったり、裾がシングルだったり、ダブルになったりと微妙な変化を遂げて
 来た。

 大正時代のモガ・モボ(モダンガール・モダンボーイの略)スタイルが西
 洋化の原点で、メンズパンツはこの頃から普及したのではなかろうか?
 世界の民族衣装を見ていると多くの場合、ラップスタイルで腰巻きに近
 い。パンツは、近代文明の遺産でもあるのかもしれない。

 2本の足を奇麗に見せたり、細く、長く見せる工夫をするのが通常の美
 学。しかし、逆も真なりで、短く、太く見せるのも美学。スタイルは、一生
 かかっても完成しない。だからこそ、面白い。大正時代や1950年代は、
 日本でのスタイルの原点がある。

 先輩達が必死で西洋文明を素直に取りれた大正時代、戦争に疲れた
 心を癒すようにファッションに夢中になった1950年代。この2つのエポック
 が、我々の原点のような気がする。夏休み、図書館で歴史書を見て、
 新たな自分を発見してください。昔、オシャレだった先輩達が身近にい
 ることも忘れずに。

投稿者 kaz : 用語データ一覧