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2005年02月01日

ヒッピー【hippie】


 ヒッピーとは、1960年代の米国で、既成の社会体制や価値観を否
 定し、脱社会的行動をとった若者たちのことをいう。また、その運動
 のことをいう。60年代後半にはその風俗とともに世界中に広まった。
 現在は、思想的なものはなく、スタイルだけがポップなファッション
 として残っている場合がある。

・参考資料:
 大辞泉

【語源】

hippy style は、1967年頃、アメリカに始まった反体制、反都市、反文明
などの思想を持った若者たちのスタイルをさす。放浪的で物質にとらわれ
ないスタイルが世界で流行した。hippy(米語)、hippie(英語)の語源はジ
ャズ関係で使われていたというのが通説。ものがわかった、時勢にさとい
の意味の俗語 hip (hepから変化した)。


・参考資料:
 「服飾辞典」文化出版局
 http://www.hippy.com/
 http://www.hippiemuseum.org/
 http://www.fiftiesweb.com/


【沿革】

ベトナム戦争が泥沼化した頃、反戦志向と自然志向が合体したボヘミア
ン的な思想が流行した。自然に肩まで伸びた長髪にひげ、Tシャツ、タンク
トップ、木綿のブラウスにジーンズや手作りのスカート、アクセサリー類の
スタイルが定番だった。この傾向はウッドストックの野外コンサートでピー
クを迎える。結果的には日本を含め大半の若者が、思想的なことでなくフ
ァッションとして便乗した。

・参考資料:
 1969 Woodstock Festival & Concert
 
【日本の場合】

1967年から1970年頃までブームが続くが、ヒッピーよりも「フーテン族」と
言われた。フリーセックス、シンナー、睡眠薬などのドラッグを使い酩酊に
ふけっていた若者たち。反商業的、前衛文化に熱中した若者達をアング
ラ族と呼んだ。新宿を中心にポップアートやサイケ調(サイケデリック)サウ
ンドを楽しむ既成文化と対抗したアングラ族とフーテン族に2分された。

インドなどの東洋文化への憧れや放浪ではあるが海外旅行ブームが起こ
った。新宿の画廊喫茶「風月堂」がカウンターカルチャー(対抗文化)の発
信地となり、アングラ劇団、ミュージシャン、作家なども集まった。全体的に
は、自然で汚いドレスダウンのファッション。ドロップアウト、現実逃避など
という言葉も流行したほど。

【今後】

徴兵、失業、就職難など抑圧された環境の中にいると精神的な開放を求
めたくなる。ある人はドラッグに走り、ある人は体制と戦う。精神的な自由
を誰でもが求めているが実現できない。そんな中で、共通の問題を抱え
た若者達が立ち上がるのに時間はかからないが、今は管理社会。

 古くはフランス革命や南北戦争など開放を求めて立ち上がった民衆の
歴史は繰り返される可能性はあるが、近代文明においてはリスキー過ぎ
る。ただ、カウンターカルチャーが誕生する可能性がある。大人の価値観
を180度転換させるようなファッションや文化が生まれることはありうる。

 既に女性と同じような行動パターンが誕生し、大人はそれに慣らされて
きている。抵抗が薄らいでいる。これも一つの創造的な文化だ。若者が
自信を持って現実を語ることが大切だと思う。そして、自らが時代の証を
ネーミングすることかもしれない。ヒッピー世代は宇多田ヒカルの母親が
活躍した時代でもある。何か共通点がある気がしてならない。


【書籍】

ヒッピー・ライフ 岡崎大五 (著)ヒッピー・ライフ 岡崎大五 (著)

価格: ¥1,785 (税込)出版社: 双葉社

売れない旅行作家の「ぼく」はインドに行って帰って来なくなった青年を探しに行くはめに…。FREE&EAST WAYの玄関口インドを舞台にした青春旅行小説。

投稿者 kaz : 用語データ一覧