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2005年02月05日

ブラウス 【blouse】

ブラウス
 上半身に着用する、ゆったりしたシャツ風の上着のことをいう。
 表着としても中着としても用いられる。
 特に、女性・子供用のものをいう場合が多い。

・参考資料
 大辞林
 大辞泉
 ファッション辞典
・通販サイト
 【ブラウス】をビッダーズで探す

【語源】

 blouse 元々フランスやソ連の農民や労働者がゆったりとしたシャツの
 ような仕事着として誕生したらしい。女性や子供用のトップスとして普及
 した。
 
 「アメリカ軍の制服として着用される背広型シングル前ジャケット」も意
 味すると服飾辞典(文化出版局)には記されている。

【種類】

 シャツとブラウスとも薄地でアウター、ジャケットインなどに多く用いら
 れるが、シャツは台襟で芯地が使われるのに比べ、ブラウスは使わ
 ないのが普通。

 綿100%が多いが無地、透ける素材、ヒカル素材、先染めのチェック
 やストライプ、プリントなど多種多彩。

 デザインもシャツタイプからチュニック丈、フリルやレース使い、ギャザ
 ー使い、切り替え、スモック、後ろボタンなど自由自在。社名に○○ブ
 ラウスと使っているアパレルもあるくらい。

【沿革】

 50年代=50'S(フィフティーズ)ファッションでは、サーキュラースカート、
 カーディガンの下にブラウスのスタイルが多く、1954年頃のオードリー・
 ヘップバーンスタイルが普及する。VIDEO CHECKしてみて。

 1958年頃、プレスリーが火付け役となったロックンロールとヒルビリー
 (カントリー&ウエスタンの一種)を混合したロカビリーが大ブームとな
 る。おじいちゃん、おばあちゃん達の青春グラフティは健全でキュートだ
 った。当時ブラウスは、必須アイテム。

【日本の場合】

 50’Sスタイルは、50年代後期に集中する。カリプソスタイル、マンボ
 スタイルなど陽気で元気な時代を反映して、ファッションが開花した。
 映画もTVもアメリカ番組の字幕や吹き替えが大半。アメリカのライフ
 スタイルの影響を今以上に受けた。

 1973年 フォークロアブームで素朴な西洋農民風(ペザントルック)が
 流行。チロリアンテープ使いのスモック、フリンジ、レースなどが売れた。

 1975年 チャイナブームでチャイナブラウスが流行。

 1977年、映画「アメリカン・グラフティ」などの影響で、フィフティーズが
 復活する。ポニーテールの可愛い髪にギャザースカート、水玉などの
 スタイルが流行する。ボーリングシャツが売れた。

 1978年頃、キャミソールがブームになる。

 1983年 ピンクハウスなどを代表に花柄、水玉などのブラウスが流行。
 オリーブ少女とも言われた。*オリーブ=雑誌
 
【ちょっと変わったブラウス・ブーム】

 1979年頃、関東を中心にハマトラがブームになる。関西のニュートラ
 が大人っぽいスタイルで、相反するように子供っぽいスタイルが流行。
 横浜・元町のフクゾー、ミハマ、キタムラなどが発祥地と言われている。

 特に、地元のフェリス学園の女子学生が好んで着たスタイルを言った。
 蜂巣という生地でできた七分丈袖の刺繍付きブラウスが流行した。お
 母さんのアルバムにあるかもしれないので、こっそりチェック!

【今後】

 カット&ソーやニットが伸縮性があるのに反し、シャツ・ブラウスは伸び
 ない布帛(織物)が多い。そのため、パターン、裁断、縫製すべてに優
 れた技術が不可欠。襟を作るのに10年とも言われるシャツ業界。
 簡単そうに見えることが難しい。意外に安いので、こだわり派はオーダ
 ーメイドを薦める。

 また、中肉以下の素材のため手を加えやすいのが特徴。ダイロンな
 どで手染めで色を楽しんだり、刺繍をしたり、プリントしたりと遊べる。
 それを友達に売りまくって、アパレルの社長になった人もいる。

 スクエアな襟が男、丸い襟が女と決めたわけではないのが、シャツと
 ブラウスの関係。常識を打破ってこそ新しいデザインが生まれる。農
 民や労働者の仕事着の進化形。著作権のない世界の制服図鑑でも
 参考にして、復刻版を作ろう。不況なんてぶっ飛ばせ!企画はいかが。

 幼稚園の時から現在まで、白いブラウスは空気のように自然に着てい
 る。未来もきっと、空気のような存在でいつづけると思う。紺に始まり
 紺で終わると言われる洋服。ネイビー&ホワイトが着こなせたら一流
 なのかもしれない。これも意外に難しい。シンプルなものほど奥が深い。

投稿者 kaz : 用語データ一覧