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2005年02月19日

ローファー【loafer】

ローファー
 ローファーとは、紐を使わず気軽にはけるスリップオンの靴のことをいう。
 甲の部分のストラップにコイン(硬貨)がはさめる切り込みがあるものもある。

・参考資料
 大辞泉
 ファッション辞典
・通販サイト
 【ローファー】をビッダーズで探す

【語源】

 トラッドスタイルが復活するとローファー・シューズ(loafer shoes)が、
 話題になる。
 英語の怠け者と言う意味で、紐を使わず気軽にはけるモカシン(moccasins)型
 のスリッポン(srip on)の靴。

 ノルウェーの農民漁民のはいていた作業靴や室内履きに端を発するもので、
 浅いス リッポン型靴が起源とも言われている。甲に幅広のベルトがあり、ベ
 ルト中央部に縦長の切れ目がある。ここに銅貨を入れたためにペニー・ロファ
 ーとも呼ばれた。日本では、コイン・ローファーとして親しまれている。

 またTRAD(トラッド)のホームページによると「ひとつは、インディアン・モカシン
 から派生したという説。もうひとつは、ノルウェーで生まれたアザラシ革のモカシ
 ンをルーツとする説です。いずれにしても1920年代から1930年にかけてローフ
 ァーが生まれたのはまちがいないようです」とある。


【解説】

1940年代にアメリカでテーラードな型につくられてから急速に普及し、現在も
日本でも学生靴などの定番として普及している。なんと言ってもリーガル、ハ
ルタの革靴や合皮が有名で、靴を脱ぐ習慣の日本にはぴったりだった。
1964年の東京オリンピックの年にみゆき族が出現した。VANという和製ブラ
ンドを身に纏った彼らは、七三分けのレザーカットに、ボタンダウンシャツ、
くるぶしから5センチも裾上げした細身のパンツスタイルは、米国の東海岸の
大学生が好んだアイビールックを模したもの。もちろん、ローファーやデッキ
シューズなども履いた。雑誌「メンズクラブ」全盛の頃だ。その後も、雑誌「平
凡パンチ」などによって団塊世代に受ける継がれ、トラッドやアイビーが主流
となる。

 リーガル
 ハルタ


【今後】

1989年1月 エール大学卒業の保守的な価値観の持ち主ジョージ・H・W・ブ
ッシュが第41代大統領に就任した頃から、ファッションも保守化現象が起こる。
日本でもラルフ・ローレンが1990年頃から人気を集め、ポロシャツや靴下が高
校生のマストアイテムになった。俗に言う「渋カジ」ブームだ。

政治と無縁のように思えるファッションだが、ハイソサエティの影響を受ける。
テレビなどに露出されることで、若年層から徐々に影響される。政治もそうだが、
無秩序な社会の反動でルールを望んでいる庶民の心情が政治を動かすこと
もある。

それに引き換え、日本では政治家や自称ハイソの皆さんの品性のなさにウン
ザリします。知性と教養に溢れる人達を登場させて欲しい。テレビ番組の「発掘
!あるある大事典」や「特命リサーチ200X」などの人気を見ても知的好奇心が
旺盛になってきている現代人の心情が読み取れる。

今後の政治がどう変わるか分からないが、団塊世代のお父さん達が政治の主
流になれば、みんなが憧れるスマートでカッコイイ大人像が作られるかもしれ
ない。ブシュ大統領のようにトラッドをこよなく愛するスタイリシュな政治家が生
まれたら、ビジネス界が変貌する。どうせ、変わらない政治の社会、スタイリシ
ュな人に投票するのもいいかも。知的な議論を求める我々庶民と政治家との
ギャップが埋まる時代になって欲しい。政治は身近な問題を解決する道具だ
から、もっとオシャレに参加したいね。

ファッションではカジュアル化の反動は来る。が、昔のトラッドスタイルではない
ことは確かだ。老舗のブルックスブラザーズよりデザイナーズ系のラルフ・ロー
レンが脚光を浴びたように、時代にフィットした保守的なスタイルは登場しそう
だ。そんな中でも、ロファー(怠け者)でいたいのも事実。
 witten 16 Sep 2000 by kazumi Inoue

投稿者 kaz : 用語データ一覧