« ステンレス糸 【 stainless yarn 】 | メイン | フィービー・フィロ 【 Phoebe Philo 】 デザイナー »
2006年01月07日
アスネ・セイエルスタッド 【 Asne Seierstad 】 ジャーナリスト

アスネ・セイエルスタッドは、タリバン政権崩壊後、アフガニスタンの書店主一家と4ヵ月生活を共にしたノルウェーの女性ジャーナリストである。ブルカ(ベール)をかぶり、金髪とブルーの瞳を隠しての密着ルポは、「カブールの本屋」として35カ国で出版され、200万部を超えるベストセラーになった。2004年、戦場ジャーナリストとしての活躍が評価されEMMA(民族多文化メディア)賞を受賞。まれにみる勇気と本の印税を投じて小学校を寄贈するなど、未来を見据えた教育にも力を入れていることに感動した。
最近ニュースを目にすることはないが、今アフガニスタンはどのような状態になっているのだろう? 着々と平和の礎が築き上げられていることを祈りたい。また女性たちの立場が開明的に変化の兆しが訪れていることも。本書はノルウェイの女性ジャーナリストがアフガンの首都カブールで本屋を何軒も経営する一家のアパートに居候をして、彼ら家族の生活を赤裸々に描いたノンフィクションである。かなりプライバシーに踏み込んだ内容にも言及されているので、すごいなあと驚いていたら、訳者あとがきによると後からクレームが来たそうである。欧米の価値観に慣らされた者からすると、アフガンの文化・風俗・習慣はかなり異質である。でもイスラム圏の人々から見たら、私たちも奇異に映るのだろうな。(資料:アマゾン:レビュアー: cbe55320さんより )
【参考資料】 アマゾン|朝日新聞|Ahmed's Adventures
【参考書籍】
カブールの本屋 ―アフガニスタンのある家族の物語
アスネ セイエルスタッド (著), Asne Seierstad (原著), 江川 紹子 (翻訳)
本書は、彼女の目を通して、アフガニスタンの歴史や政治情勢はもちろんのこと、知られざる市井の人々の日常生活やいまだに根強く残るイスラム社会の女性差別、そして一家の家長に逆らうこともできず翻弄される家族の姿を、内側から描いた問題作です。
投稿者 kaz : 用語データ一覧