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April 22, 2005
不思議な魅力のニット

生成りの手編みのディスプレイを発見。たった一本の糸から洋服が出来る手編みのセータ
ーやニットには、不思議な魅力がある。その魅力とは、6世紀からアラン諸島で編み続け
られた アランセーターが、漁に出る夫の無事と豊漁を願う女たちの祈りの意味が込められ
ていたこととも関係するかも。柄の組み合わせは、家々の編み手によって家紋のように異
なり、万一、不幸にも漁での溺死者が岸に打ち上げられたときには、着ているセーターの
柄でその身元が判断できたといわれる。
アランセーターとは、日本でも1970年代に大流行したフィッシャーマンセーターのこと。
1975年頃には、太い糸で編んだバルキー・ニット流行などもあった。ニットの貴公子、
ニットデザイナーの広瀬光治(ひろせ・みつはる)さんは、芸術の域に達しているようにも
思える。また、男の手編み教室も静かなブームだとか。繊細なハイゲージといわれる薄手か
ら粗野でワイルドなローゲージといわれる厚手まで、様々な顔を持つニット。まるで人間模
様のようだ。