« カジュアルが主流になる伏線 | メイン | 練習する姿が美しい »
April 30, 2005
オーナーの思想(かお)が見える

お洒落な通りにある移動カフェカー。友達や常連さんが声をかけている。昭和の学生街の
喫茶店のような雰囲気を髣髴とさせてくれる。店主の顔が見える店が、減ってしまった。
お客の意見や要望やアイディアが、直接的に伝わりにくい時代になってしまった。ちょっ
と間違うとクレームと勘違いされてしまう。「パリのカフェのようなコーヒーが飲みたい」
という要望や願望も苦情と勘違いされる。オーナーの思想(かお)が見える店は、魅力的
だ。急ぐことはない、スローでいいじゃないの。
効率を優先するファーストフードに抵抗して、イタリアの田舎町からスローフード運動が
誕生した。スロー・ライフまで登場した。一方、企業は効率や利益を優先するあまり、人
命さえも軽んじてしまう過ちを犯すことがある。百名以上の犠牲者を出した尼崎脱線事故
は、人間性不在の平成残酷時代を感じさせる事件。労働者に精神的に過酷な負荷をかける
経営側やキャリア組の思い上がりが、露見した事件に見える。職人気質な日本人は、完璧
を求める。時間厳守という完璧さより、技術の完璧さを求めるべきだと思う。ぽっぽや(
鉄道員)は、職人そのものだから。