« ブラジル生まれのブランド | メイン | 陽気なラテン感覚 »
June 02, 2005
歴史の底力(そこぢから)

表参道に昔キモノと大正ロマンのお店「 大江戸和子」がある。流行の先端を謳歌し、生き
生きと遊んだという大正ロマンの響きに心が躍る。銀座の三越呉服店で日本初のファッシ
ョン・ショーが開催されたのが、大正10年(1921年)だという。その時代の着物が、現
存していなくても、再現されていただけでも、歴史の底力を感じてしまう。また、早稲田
大学の今和次郎教授が、大正14年に銀座で考現学調査をしたところ、着物姿の人が99パー
セントだったというデータがある。洋装になって、まだ百年もたっていない。
大正ロマンといえば、モボ・モガ(モダン・ボーイ、モダン・ガールの略)のブームが昭
和初期まで続いたという。今でいうファッション・リーダーだが、モダンガールに関して
は、昭和になるとイメージとかけ離れた評価もあったようだ。いづれにしても、大正時代
までは、庶民のほとんどが着物を着ていたようだ。夏になれば、浴衣を着る平成の若者達
の心情は、ごくごく自然なものなのかも。