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July 14, 2005

傘は高価で贅沢品

傘は高価で贅沢品

おしゃれな日傘をさす光景を目にする。レースや刺しゅうで飾ったゴージャスな日傘が、
人気を集めているという。男性も日傘をさす時代に突入しそうだ。皮膚癌の原因を作るこ
とがあるとされる紫外線のUVをカットするのが目的。完全遮光の生地を使った日傘は、
紫外線から赤外線までの太陽光を通さないらしい。傘が一般的に使われ始めたのはギリシ
ャ時代。アテナイの貴婦人たちが日傘を従者に持たせていたという。

また日本では、西洋傘を蝙蝠傘といった明治時代、傘は高価で贅沢品であった。開閉でき
る紙張りの長柄傘は、平安時代になってから登場している。1718年(享保3年)に民
間の長柄傘の使用が禁止され、これと前後して柄の短い傘が使われ出すようになる。この
頃は、貴族は朱の爪折傘、武士は白の爪折傘というように、身分によって持つ傘がちがっ
ていたという。紙を張り替えれば、「張替傘」として立派にリサイクルできた時代だった。
先人達の知恵と努力が、傘を進化させた。