« アウトレットモール | メイン | まじめで可愛い »

October 20, 2005

小さなことから

小さなことから

地下鉄から降りてくる人々を迎える巨大な空間。人間が、とても小さく見える。傲慢な心
を持つ我々人間への戒めのように思える。階級社会に逆戻りしつつある時代へのテーゼと
して現実の姿を見た。フランス上流社会の女性たちの社交生活やファッションを撮影した
写真展が東京・銀座のシャネル銀座ビル4階で行われている。高級婦人服を身につけた顧
客自身こそが、エレガントな大衆に服を宣伝するのに大活躍をしていた1919~39年
ごろのことである。近未来、再び高級婦人服を着れるのは、上流社会の人だけになるかも。
そんな小さなことを考えるより、ファッションを楽しむことが一番。負け惜しみだが。

一方、10月14日に地下30メートルの首都高速新宿線の工事現場で、現場で働く作業
員らをモデルにしたファッションショーが行われた。民営化した首都高速道路株式会社
若手社員らが「高速道をPRし、働く人たちの姿を見てもらいたい」と企画したという。
庶民と密着したユニフォームや制服にも、文化やライフスタイルが脈々と継承される。
高級品ばかりに目を奪われるのでなく、身近な物事を見る目や観察する目が必要であり、
それが、新しい時代を創造することだってある。先の先を読むことも大事だ。

フォトエッセイ一覧