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December 04, 2005

葛飾北斎

葛飾北斎

東京国立博物館で行なわれている「北斎展」が12月4日で終了するというので、駆け込
んだ。世界各国から500点もの作品が集まった展覧会、70分待ちが当たり前なほど、
込んでいた。さすが、90歳まで生きた我等の葛飾北斎先生だ。人をどんなに待たせても
期待を裏切らない。「北斎漫画」の作家でもあるキュレーターの永田生慈さんによると、
「北斎漫画というのは皆さんが想像する現代の漫画とは違って漫然とアトランダムに絵を
描くという意味の漫画なんです」とほぼ日で語っていた。漫然と生きた証かも。

また、漫画家であり江戸風俗研究家だった杉浦日向子さんは、著書「百日紅」で北斎の生
き様をリアルに生き生きと描いた数少ない研究家。NHKで放映していた「コメディーお
江戸でござる」の解説コーナーでのお話は、目からうろこだった。江戸庶民が、生活を楽
しんでいた姿を現実のように思い浮かぶような口調は、忘れられない。スローライフ、エ
コライフの先進国だった江戸。我々は、あまりに急ぎすぎているのかもしれない。

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