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March 18, 2006

フランス映画祭

フランス映画祭

3月15日からフランス映画祭が始まった。19世紀のパリを描いたエリック・シバニャン
監督の『何事も誓うことなかれ』というコメディ作品を観た。じゃじゃ馬娘の男爵令嬢と
酒と女と賭け事に溺れる放蕩者の男の恋の駆け引きをユーモラスに描いた内容だが、衣装
がとてもオシャレでキレイだ。放蕩男の叔父の経営する店も、いづれ百貨店になる前進で
興味深い。また、パリの景観が19世紀とまったくといっていいほど変わっていない点に
驚いた。テンポの速いエンタメ系のアメリカ映画と違い、心にしみじみと伝わる人生の深
さを感じた。また、閉幕後に監督や俳優などとQ&Aが出来る映画祭ならではのトークも
作品を理解する上で役立った。

パリには、パリの景観を守るフュゾー規制というユニークな条例がある。NHKによると
定められたポイントからの、歴史的な景観を損なう建造物を建てることを禁止する条例だ
とか。行政や政府の努力なくして景観は守れない。高さ制限があるので、パリの町並みは
まるで過去に戻ったような錯覚を覚える。江戸の町並みも統一感があってきれいだったら
しい。いづれにしても、住む人より世界遺産として残すことを、市民もある程度納得して
いる点がすごいのかも。建造物や伝統やしきたりを残すことの意義を考えさせられた。

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