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May 30, 2006

かもめ食堂

かもめ食堂

フィンランドのヘルシンキの街角に「かもめ食堂」がある。北欧ブームの中、否応なく見
たくなる映画の中の話。日本人女性が店主をつとめる食堂の看板メニューは、彼女が心を
こめて握る「おにぎり」。群ようこさんの原作「かもめ食堂」は、のんびりとして、そし
て、どこか切なくて、どこか陽気で、またじ~とくる大人のための映画。ビジネスモデル
がどうのこうの?というアメリカっぽい感覚は微塵もない。外国でも心と心が通じ合うと
いう仮説を、実現してくれる物語かもしれない。

独身の中年女性が、旅に出る。ふと出会う人との触れ合い、気がつけばそこにいた。夢の
ような出会いがあると期待をする。ほとんどの場合、挫折や失望を味わってしまう。どこ
で商売やビジネスをしても同じだったら、誰も知らない国でスタートするのもいい。そん
なことを考えさせられる。実力もなければ、資産もない人間が、異国だからこそ商売を始
められる。賛同するものがある。チャンスがあると思える。そんな映画だった。