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November 14, 2006

コックさん

コックさん

実力者の気まぐれな行動によって、定着した白い高いコック帽。「重箱の隅」によると
18世紀後半、フランスで最高のコックとして名高かったアントナン・カーレム(1783~
1833)という人が、白くて背の高い帽子をかぶっていたお客さんの帽子が気に入り、
自らその山高帽を注文して被って調理をしたのがきっかけだとか。物笑いのネタだったと
いう話もあるが、ウィーン会議でフランスを救ったというほどの有名シェフだけに、誰も
が憧れた結果だ。

ユニフォームや仕事着には、それなりの機能美や論理性がある。地位を一目でわかるよう
に表すための工夫もある。帽子の高低差でわかったり、エンブレムや色やスカーフなどで
役割分担がスムーズに行く場合もある。いづれにしても、単に見栄や格差をつけるためよ
り、安全や効率のために効力を発揮する。職業に誇りを持つ意味でも、特定の帽子や服が
存在することは、羨ましい。

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