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February 28, 2006
カジュアル・スタイル

IT長者達の失脚などに関係なく、若者達が春風に向かって突き進む姿は、勇ましささえ
感じる。ジーンズにショート・ブーツやスニーカー、そしてアウターのカジュアルなスタ
イルは、世界中の若者達のグローバル・スタンダードなスタイルだ。アメリカから始まっ
たジーンズとTシャツのカジュアルは、世界中で共有できるスタイル。自由の象徴でもあ
る。自由で創造性豊かなカジュアル・スタイルが、続くことが平和への道かも。
また、Tシャツを教材にしようとする試みがある。朝日新聞によると、「中学生3人組が
着たいTシャツを作ろうとするうちに起業を思い立つ話を題材に、経済の仕組みを説明す
る中学3年生向け教材を野村証券グループがつくった」という。佐和隆光・京大経済研究
所長の構想・監修「なるほど経済入門 街のTシャツ屋さん」で、公民の授業8コマで終
えられる内容という。起業するならTシャツから。確かかも。
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February 27, 2006
初夏のコーディネート

2月末ではあるが、ノースリーブ
やキャミソール
などが飾られた店頭は、すでに初夏を思
わせるコーディネート。やたらに時期が早いと思っても、3月になると俄然、暖かくなる。
春先の寒い日が3日続くとその後の4日は暖かい日が続くことを三寒四温という。また、
「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざがある。暑さは秋分の日まで、寒さは春分の日ま
でという意味。日本語には、生活の知恵があると感心する。
初夏とは、5月初旬のゴールデン・ウィーク頃の立夏の頃をいうらしい。夏は、天文学上
は夏至(6月21日頃)から秋分(9月23日頃)までのこと。ウィキペディアによると、
1太陽年を日数や太陽の黄道上の視位置によって24等分し、その分点を含む日に季節を
表す名称を付したものを二十四節気(にじゅうしせっき)という。立春、雨水、啓蟄、
春分、清明、穀雨、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑、立秋、処暑、白露、秋分、
寒露、霜降、立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒の24。すごくわかりやすい気もする。
まだまだ、未知の世界がある。
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February 26, 2006
オリンピック

アシックスとデサント、ミズノの3社が、イタリアのトリノで行われている第20回冬季
オリンピック大会の公式スポンサーであり、日本代表選手団のオフィシャル・スポーツウ
ェアのメーカー。デサントは、フィギュア・スケートで金メダルを獲得した荒川静香選手
と、ミキティこと安藤美姫選手をイメージ・キャラクターに起用している。今大会は、
メダル獲得者が少なく、盛り上がりに欠けた。金メダルを取ることに価値が無くなったよ
うにも思える。

ゆとり教育に相通ずるものがある。「無理しなくていいよ」「プレッシャーなど感じなく
ていいよ」「楽しめよ」などなど真剣勝負の場で無くなったようだ。街行く人も、興味が
なさそうだ。スポーツの世界では、応援団やサポーターの存在が大きい。声援で勝つこと
だってある。また、ウェアの問題も大きい。日本のスノーボード選手のチェック柄のウェ
アも、オシャレさにかけた。衣装を日本女性初のオスカーを受賞したワダ・エミさんに依
頼したという、ミキティのウェアは若さに欠けた。日本を代表するハロー・キティでも、
刺繍すればよかったかも。
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February 25, 2006
アイヴィー・リーグ

アメリカ合衆国北東部にある歴史豊かな8私立名門大学からなるグループをアイヴィー・
リーグ (Ivy League) と呼ぶ。ウィキペディアによると、ブラウン大学、コロンビア大学、
コーネル大学、ダートマス大学、ハーバード大学、ペンシルバニア大学、プリンストン大
学、イェール大学の8校だそうだ。本来は、蔦を意味するアイビー【ivy】ではなく、
INTER-VARSITYという単語に由来し、元々彼らは自分たちを「VARSITY(大学代表チーム)
同士の」という意味で「INTER-VARSITY」、それを略して「I-V-Y」と呼んだそうだ。
名門ハーバード大学のローレンス・サマーズ学長が「女性は科学に向かない」といった
趣旨の発言で物議をかもし、今年6月に辞任するという。ニューズウィーク2月15日号
の「男の子はなぜ女の子より劣るのか」という特集を思い出す。女性の大学進学率が、
男子を上回っている現実が、背景にあるのではないのだろうか。女性大統領を主人公にし
た米ABCテレビのドラマ「Commander In Chief (コマンダー・イン・チーフ)」が、
人気だという。女性の台頭により、男社会が崩壊するという危機が起こっているのかも。
どちらにしても男と女しかいない人間社会、バランスと相互理解が必要だと思うのだが。
アイヴィー・リーグの出番だと思う。
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February 24, 2006
ポジティブで行こう

東京メトロ
の広告「東京 ポジティブで行こう」は、みんなを明るい気分にさせてくれる。
ファッションモデル、タレントとして大活躍の山田優さんを起用したCFが人気だ。彼女
は、現役のCanCam(キャンキャン)のトップモデルで、しかも陽気で楽しい雰囲気がある。
積極的にという意味のポジティブが、的中している。商品の長所を積極的に打ち出す広告
をポジティブ・アプローチ(positive approach)というらしい。いずれにせよ、イメージ
が大切だ。
2月19日から2006年秋冬のミラノ・コレクションが始まった。イタリアといえば、
エミリオ・プッチなど色鮮やかなデザインが特徴。陽気でポジティブな考え方を持った人
が多い。一方、ファーストフードに対抗して、スローフードの発祥の地でもある。1986年、
イタリア北部ピエモンテ州のブラという町で始まった運動は、スローライフに変わり、
今や持続可能なエコロジーな生活スタイルのロハスまで発展した。ポジティブという意味
の深さを感じる。
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February 23, 2006
卒業旅行

道路脇の椅子に置かれた旅行のパンフレット。卒業シーズンになると学生旅行と書かれた
パンフレットが遊び心を誘う。このシーズン学生旅行は、国内、海外問わず増加傾向だ。
産経新聞によると、今年は、イタリア、フランスなどヨーロッパ方面が人気だそうだ。
また、夏休みは、旅行よりも語学研修として出かける学生が多く、イギリス、アメリカ、
カナダなど英語圏の国に人気が集中するという。
小学生の児童から大学生まで春休みの旅行は、学年の終了期のため気分転換にも最高の時
期だ。プチ留学も人気で、「マンマから学ぶ・美味しいトスカーナ家庭料理」など料理や
ヨガトレーニングなど社会人の人も参加できるプログラムも多い。実は、バッグ
から洋服![]()
まで旅行準備の需要がある。春だからこそ、トラベルスタイルをコーディネートしてくれ
る店やサイトを望んでいるかもしれないと思った。
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February 22, 2006
自然からの贈り物に

海からの贈り物というロマンチックなネーミングをしたサイトがある。真珠を扱う岩城真
珠さんは、ショッピングサイトの達人でもある。海からの贈り物の貝殻を思いで作りのた
めに集めている人たちも多い。何気に手作りのネックレス
を作り、プレゼントにする。
いつしか、それをネットで販売するようになる。自然の中にある素材を活用して、モノを
作る楽しさは格別。強烈なイマジネーションが、浮かぶものかもしれない。拝金主義の今
、民主主義の未来の危機と言われる今、もっと自然からの贈り物に素直になれればいいの
にね。
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February 21, 2006
少子化への対応

時事通信によるとイタリアの「ベネトン」創業者、ルチアーノ・ベネトン氏が来日記者会
見で「若い日本男性の着こなしは創造性に富み、かつトレンディだ」とほめちぎったという。
そのベネトンが、マタニティ・ウェアをウィンドウに大々的に登場させた。少子化問題が
深刻化する中で、「少子化への対応を推進する国民会議」という名にふさわしいメンバー
で官邸で討論しているという。それ以上に、ベネトン社のように店頭やテレビ・ドラマで
子供を生み、育てる楽しさをヴィジュアルで見せた方がわかりやすいと思うのだが。
東京・港区が50万円までの出産費なら、助成金や保険給付でまかない、本人負担を必要
としない新制度を2006年4月から導入すると発表したという。また、中小企業の事業
主に仕事と子育ての両立を支援するとともに、子どもたちの健やかな育ちを支えるために
「港区子育て王国基金」を設置するなど積極的に子育て支援対策を行っている区もある。
これからは、住む区市町村を選ぶことが、重要な人生設計になりそうだ。ファッション
業界も仕事と子育ての両立を含め、働く女性が安心できる職場を作れば未来が見えそう。
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February 20, 2006
街がアートで

この女性が、池畑慎之介と言ってもわからない。芸名ピーターでテレビ、映画に活躍する
お姉キャラのタレントだ。撮ったのは、ファッション・フォトグラファーの渡邉肇さん。
実は、先日まで新宿で行われていた写真集のイベント「BENTO -BUTTERFLY COLLECTION-」
(ベント・バタフライコレクション)。幻のフリーマガジン「BENTO」より厳選された永
久保存版の写真集だそうだ。街がアートで満たされると快適になる。

そのほかに、反町隆史、浅野温子、三上博史、夏木マリ、中村獅童、桃井かおり、坂口憲二、
池内博之、野宮真貴、吉川晃司、山本リンダなど個性豊かな有名タレントの写真は、まさに
アートそのもの。タレントという素材の面白さこそ命かもしれない。どんなに優れたカメラ
マンでも、モチーフ自体から発せられるイメージを膨らませる魅力には勝てない。ファッシ
ョンも素材が大事。素材の持つ能力を引き出せるデザイナーが生き残っているのかも。
遊び心とアート心を忘れないことも大事だが。
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February 19, 2006
巨大なポスターや看板

先日、看板屋さんと話をした。昔ながらに手で描く人はいないそうだ。パソコンとにらめ
っこで、プリンターで出力し、街頭に貼るという。ペンキだらけのペインター・パンツ
の
姿はない。プリンターの技術革新によって、巨大なポスターや看板が可能になった。いく
ら技術が進んでも、メディアとしての看板の内容や効果は別。シンプルでわかりやすいこ
とも、通行人にとっては快適なことかも。
「看板ひとつで売上が3倍になる魔法の誘客術」という本によると、誘客=見込み客を呼び
込むために一番有効な販促ツールが「看板」だそうだ。商店街の看板には、それぞれの店
が思いをこめて、道路を占拠しても設置している。出来れば、街との調和や統一性を持っ
て頂きたい気もする。「看板道」というサイトには、看板に関するすべての情報がある。
江戸時代の看板にもヒントがあると思う。現物を見たい人は、江戸東京博物館へ行くこと
を薦める。
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February 18, 2006
トロピカル気分になりたい

ある寒い日の昼下がりの日常の風景をカメラに収めた。プリント柄やチェック柄など柄物
のスカートが目に付いた。2006年春夏のスタイル傾向は、トロピカルやエスニック、
マリンなどだそうだ。トロピカルな柄が豊富なハワイアンプリントは、アロハシャツや
パレオなどに使われる。寒いと無性に暖かいリゾート地に思いがはせるのはなぜでしょうか。
夏が待ち遠しい季節だ。庭にチューリップが芽を出し始めた今頃が、夏が恋しくなるのかも。
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February 17, 2006
いつかギタリスト

ロックブームなのかギタリストになろうとしている若者は多い。伝説の天才ギタリストに
ジミ・ヘンドリックス(James Hendrix,1942-1970)がいた。わずか27歳でこの世を去
った通称ジミヘンは、ギターに執着しているわけでなく、常に新しいサウンドを模索し続
けたという。それが、天才の天才たる所以かもしれない。また、1969年に開催された
「ウッドストック・フェスティヴァル」では、大トリを務めたほどの実力、人気ともあった。
ファッション的にもユニークで個性溢れる時代だった。
学生街だった東京・御茶ノ水駅周辺は、ギター専門店が多く点在する。アコースティック
ギター
などは、安いモノもあるのと、誰もがコードさえ覚えれば、簡単に弾けるので人気。
ギターといえば、やっぱりエレクトリック・ギター(エレキ・ギター)
。形やデザインが
豊富で、音量や音質もギターに内蔵されている点など優れものが多い。ステージやスタジ
オ練習でやるようにアンプを使ってスピーカーで爆音を発する昔のイメージと程遠いかも。
オシャレとは、夢中になることのような気がしてくる。
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February 16, 2006
パリで人気のイリエ

パリで有名な入江末男さんのブランド「イリエ【IRIE】」が、ウィンドウを飾っていた。
パリジェンヌのデイリーウェアをコンセプトに、自宅の洗濯機で洗える素材を用いて機能
性を重視したアイテムを揃えているブランド「IRIE WASH」は、高い評価を受けている。
パリに来たのは1970年。自宅もショールームも店も「粋で自由で自立し、だれも干渉
しない。パリらしい人が集まる」左岸に見つけたと読売新聞のインタビューに答えている。
なぜか、妖精のような洋服に心が解き放たれたような気分になる。パリをこよなく愛する
デザイナーの優しさと日本とパリを行き来しながら奏でる吟遊詩人のような旋律的な情緒
が心地よい。私達は、ときとして時代の荒波に流され、ブレーキの利かない自転車のよう
に彷徨う。いつも心にパリがあり、いつも心に洋服がある。そんなデザイナーは、少ない。
私欲に走り、売れ筋に手を染める。いつしか、着たい服がなくなる。そんなデザイナーが
多いのに。
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February 15, 2006
自由に自分らしく

1960年代にミニスカートを世界中に広めたマリークヮント 【 MARY QUANT 】。デイ
ジーをモチーフにしたトレードマークは、誰もが知っている。「自由に自分らしく」を
コンセプトにした商品は、確かにシンプルで着やすさの追求のみならず、生き方の自由さ
を感じさせているのかも。1960年代から70年代にかけて女の子の夢と憧れを詰めこ
んだ本や雑誌たちをテーマにした古本ヴァラエティ「本と女の子 おもいでの1960-70年代」
は必見。自由に自分らしくを実践した世代だった。
1960年代といえば、スインギンロンドンと呼ばれた時代に一世を風靡した英国のお店、
BIBAを髣髴とさせる店が恵比寿と代官山の真ん中にある。エマという。英国の音楽と
アートとファッションが、合体して時代。きらびやかに輝くブリティシュな若者文化があ
った。マリークヮントが、いつも新鮮な感動を与えるのは、そんな精神が脈々と受け継が
れているため。頑固で無骨なロンドンテイストが妙に今を感じる。
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February 14, 2006
海外旅行ブーム

ソビエト連邦もスターリンも知っている人は少なくなった。1991年、社会主義のソ連
の崩壊という世界規模の変革が起こった。その後のロシアの方がなじみ深い。1970年
代頃、モスクワ経由の安価なヨーロッパ旅行が大学生に人気があった。1972年には、
海外渡航者数100万人を超える海外旅行ブームだった。ソ連に外貨とりわけ米ドルを落
とさせるため、最低5~6日の滞在をしなければならないはめになったようだ。セイコー
時計やジーンズを欲しがるソ連の厳しい現実を見聞した若者が多かったとか。
ユーラシアビューによると、ロシア・デザイナーのブランドを売る最初の専門店「マルキ」
を皮切りに、「Cox」や「兄さんのガールフレンド」など、ロシアのデザイナーによる
服を販売するブティックが相次いで誕生したという。有名高級ブランドを扱う大型高級店
「Bosco」でも、ロシア・デザイナーの服を取り扱うようになったとか。もう一度、
ゆっくり旅したい街だ。意外に近い国だ。
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February 13, 2006
ヴィクトリア朝

春夏物が店頭を賑わす季節になった。女性達は、春夏のトレンドに夢中だ。19世紀後半
の英国ビクトリア女王時代にみられたスタイルのビクトリアンが、昨シーズンから注目さ
れている。戸矢理衣奈さんが書いた「下着の誕生―ヴィクトリア朝の社会史」によると、
ピアノの「脚」をも隠蔽したモラル厳しき時代、衣装の下は三キロを超える重装備だった
そうだ。当時の女性は、着る=苦痛を味わったのかもしれない。
20世紀初頭、子供服や人形の服をアレンジした服が人気で、ベビードールと命名された。
21世紀初頭には、またたくまに街着として定着した。肌着だったTシャツが、街着にな
ったように内(家)から外(街)へと垣根がなくなっていく。「下着は時代の刻印だった」
とベアトリス・フォンタネル氏という。「男の子はなぜ女の子より劣るのか」2月8日発
売のニューズウィークの特集は、性差がなくなる危険性をも感じる。境界が薄れたボーダ
ーレスの怖さも感じる。隠す部分は隠すのも、必要かも。
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February 12, 2006
転換期の作法

3月26日まで東京都現代美術館でポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの現
代美術を扱った「転換期の作法」展を行っている。美術と言ってもビデオ・アートが数多
く出品されているので、全作品を観るためには2~3時間の余裕があった方がいい。また、
講演会もあり、東欧の劇的な政変前後の様子や、ナチスによる虐待などを超えた歴史的な
背景などを講師から聴いた上で、観ると面白さが倍増する。
海外の人からみた日本という単純なことが、意外に面白い。パヴェル・アルトハメルさん
は、東京、大阪、広島の3都市を両親と日本人ガイドと6日間で旅行する様子を父親が撮
ったビデオを編集して出品。これが、新鮮に映る。洞察力や観察力は、千差万別。最も
日常的なことが、実は最も非日常的に映る。クリエイターというものは、美術に限らず、
日常を劇場化できる人たちだと思う。その意味でも、この展覧会は、面白い。
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February 11, 2006
ダンスとファッション

1960年代に米国の黒人が自由のシンボルとして始めたアフロヘアは、パーマで細かく
縮らせて、丸くふくらませた髪形のことをいう。あの芸人の笑福亭鶴瓶さんも若い頃、
アフロヘアで有名になった一人。1970年代に流行したディスコなどで、ファンキーな
ソウルダンスで踊りまくったお父さんやお母さん達が、再びカツラを被って遊ぶ姿も見か
けるとか。ダンスとファッションは、兄弟のようなもの。
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February 10, 2006
表参道ヒルズ

東京の原宿駅から表参道を進むとなだらかなスロープになった坂に「表参道ヒルズ」が出
現する。以前、同潤会青山アパートがあったところだ。2月11日にオープン。商業施設
部分は、90店舗以上あり、表参道の坂と同じなだらかならせん状のスロープが階段代わ
りに設けられている。ユニバーサルデザインの極みともいうべき心地よさ。あっという間
に降りてしまうほど、自然で自由な感じを受けた。建築家安藤忠雄氏のデザインが効く。

また、アート部分を担当した英国人のジュリアン・オピーのイラストが心を和ませてくれる。
全体的には、外の街路樹であるケヤキ並木と同調するように店内もロハスな感じがした。
ヒルズ族というと俗っぽい成金主義的な感覚があるが、ここではオシャレでスマートな表
ヒルズ族が誕生しそうだ。ネット通販などで便利に簡単になった買い物。でも、快適で人
と人が触れ合うショッピング・タイムが、必要だと痛感させられた。
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February 09, 2006
春らしい花柄

花柄プリントにレース使いのワンピース
が春らしさを感じさせる。お花畑一面に咲く色と
りどりの花を連想させる模様が素敵だ。昔から母親になると、何故か、女の子にワンピー
スを自分でこしらえる。「直線縫いでダダダッとつくるワンピース」というハウツー本が
売れているという。懐かしくなるようなミシンの音が聞こえてきそうだ。
春がそこまできた。
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February 08, 2006
ドレス・アップ

2月14日のバレンタインデー間近になるとハート型のディスプレイが増える。恋愛によ
って、ファッションの感度が上がる場合が多い。アパレル業界にとっては、この先の展開
が気になるのかも。着飾ることをドレス・アップという。2001年に日本アパレル産業
協会が、「ドレスアップマンデー」と命名して、週の初めはスーツを着こなしドレス・ア
ップしようという提唱をしたという。それよりも、「モテ服」の直球の方が販売につなが
ったらしい。
モテ男になるには、「格好いい男と言われる技術」などのハウツー本がある。レビューに
「カラーストリーム」にのっていた女性にもてるファッション術を活用して 一躍職場の注
目を集めていますとあるほど。それだけで、チョコレートの数が増えるとは思わないが、
やっぱり、男はスーツや、きちっとした格好がいいのかも。だから、リーバイスのような
カジュアルブランドは、すでに付き合っているラヴァーズというのもわかる。
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February 07, 2006
這い上がれ若者達

ゲットーから生まれたニュー・ダンスを扱ったドキュメンタリー映画「RIZE(ライズ)」。
オークランド出身のラッパー Flii Stylzやイギリスの新鋭 Dizzee Rascalなどが参加した
音楽も魅力だとか。監督は、CM写真やファッション写真を撮り続けてきた有名なデビッド
・ラシャペル( David Lachapelle )。色彩の魔術師と異名をとるほど、色彩感覚の才能が
みなぎっているらしい。ピエロのトミー・ザ・クラウン(TOMMY THE CLOWN)さんが、ゲッ
トーの若者達を救うために考え付いたという「クラウン・ダンス」は、より激しいクランプ
に発展したという。
超近代国家・米国のロサンジェルス、最も貧しいサウスセントラル地区が舞台のドキュメ
ンタリーがヒットした。超下層社会から這い上がるためにも、武器を持たなくても暴力や
ドラッグから抜け出せる手段は、ダンス大会だという。日本も、いよいよ格差社会になっ
ている。ある特定の地域が、誰もよりつけないほどにゲットー化、スラム化するのは、時
間の問題。社会から見捨てられた地域が出来れば、そこからライズ(這い上がる)には、
非合法なことしかない。日本の未来図が見えてくるような気がする。
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February 06, 2006
パパラッチ

セレブや有名人を追い回し、ゴシップ写真を撮るフリーカメラマンのことをパパラッチ
【paparazzi】 という。「ジャーナリズムとしてのパパラッチ」の著者内田洋子さんによ
ると、「パパラッチは、イタリアが発祥の地である。何事にも創造性の豊かなイタリアの
こと、報道業界もバラエティ豊かである。DNA的に群れることを嫌う、徹底した個人主
義のイタリアだからこそ生まれたのが、報道業界の孤高のプロたち」だという。
写真を情報誌や新聞、テレビ局などに売って、職業にしている人たちは多い。それだけ、
有名人の私生活を覗き見したい読者や視聴者がいるということだが。ゴシップにしろ、
スキャンダルにしろ興味本位の話や名誉を汚すようなうわさ話を流すことで、本や雑誌が
売れ、テレビの視聴率が上がる。噂話には羽根がある。真実には骨がある。着色も脚色も
装飾もない。噂話は、噂である限り続く。1)速報性の高い新聞2)徹底的に調査分析す
る雑誌3)百聞一見にしかずと視覚に訴えるテレビ4)様々な意見が飛び交うブログと、
住み分けが始まっている中、個人主義で孤高のパパラッチが必要とされているのかも。
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February 05, 2006
労働環境

渋谷のキャットストリートにTシャツや衣類の製造小売業者のアメリカンアパレル
【 American Apparel 】の店がある。米国のダウンタウンLAの80万平方フィートある
工場で作られているという。「衣類とは、文化や社会的、経済的なずれを超越する世界共
通の必需品であるにもかかわらず、多くの衣類が標準以下の労働環境で作られています。
私たちはこうしたパラダイムを打ち破りたい」という経営理念に共感する。
また、投資家たちの援助なしに若い力で作り上げられ、独自の新しい方針を目指すため、
政治上の縛りのない会社をつくりあげたいという。投資組合やマネーロンダリングなど、
お金のためなら手段を選ばない風潮の中で、反発するかのように、地味ではあるが着実に
額に汗して働く若者達がいる。今こそ、モノ作りという原点回帰が、必要かもしれない。
援助ばかりを期待する事業は、活力のない脆さを感じる。こつこつと積み上げることが、
丈夫な会社を作ると思うのだが。
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February 04, 2006
モーターサイクル

友人と1台のバイクで南米を縦断した日々をつづったキューバの革命家チェ・ゲバラの医
学生時代の頃の日記映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」を思わせるオートバイが鎮
座している。アルゼンチンからチリ、ペルー、ベネズエラへの1万キロ、6か月の旅は、
革命とは無縁の普通の青年の姿を印象付けた。オートバイクには、肌で実態を感じる、何
かがあるのだろうか。人をひきつけるものが。
モーターサイクルを乗るときは、革ジャン
が似合う。革の持つ薄さと丈夫さがミックスし
たフィット感がたまらないのかもしれない。最近は、バイクウェア
のデザインも充実して
いる。どちらかというと、レーシングスーツなどは配色がきれいで、スポーティさがある。
オートバイ愛好者のメッカ上野。入谷方面の昭和通り沿いには、オートバイ屋さんが、百
軒以上軒を連ねている。400cc以上の大型車が主流だから、成人のライダーが多い。野性
味溢れるワイルドな男たちが魅力だ。ツーリングの季節が近い。
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February 03, 2006
主婦のおしゃれ

ファーのトリミングが大流行したことを裏付けるかのように、中綿
やダウンのフーデッド・
ジャケットを着ている人が多い。寒冬の時は、見た目の温かさも必要だ。先日、共立総合
研究所というところが、「主婦のおしゃれに関するアンケート結果」を発表した。
手本とする有名人・芸能人は、黒木瞳さん、三浦りさ子さん、松嶋菜々子さんと続き、
外出時の身に着けるものの総額の平均は、21万5千円だそうだ。洋服、靴、バッグの
ほかに時計と貴金属も含まれている。下流社会といわれても、リッチな日本の実情が見える。
主婦とミセスの違いは、あるのだろうか。大辞泉によると、主婦とは家の家事の切り盛り
をする女性のことで、ミセスとは既婚の女性、夫人、奥様のことだそうだ。その他に、人
妻、結婚したばかりの女性を花嫁というなど様々な言い回しがある。人間生活に必要不可
欠な妊娠、出産、子育てや家事労働のように賃金の支払いを受けない労働について提言し
た評論家のイヴァン・イリイチ(Ivan Illich 1926-2002)は、シャドウ・ワークという
言葉で、再生産労働として位置づけようとした。専業主婦も労働者だと思う。だから、
どんどんオシャレを楽しんで欲しい。
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February 02, 2006
ストレス社会だから

青山の246沿いにヨガをコンセプトとしたショップ「lululemon athletica」がある。
ルルレモンは、カナダ発のヨガ・ウェアブランド。何といってもタウンウェアとしても、
着られるほど洗練されたデザインが特徴だそうだ。ヨガとは、サンスクット語で「つなぐ」
という意味を持ち、肉体と精神を一体化させ、自分の体をコントロールすることができる
技法のことを言うらしい。ストレス社会に住む現代人にとって、肉体と精神の一体化は、
とても重要かも。
確かに心のビジネス、心を豊かにするビジネスが流行している。占い師が毎日のようにテ
レビに登場し、朝の番組の「今日の占い」のコーナーはなくてはならないマスト・アイテム。
元々、ファッションも心を豊かにするビジネスだった。最近は、スーパーマーケットでも
相次いで新しいブランドを投入する競争が始まったが、果たして心を射抜けるのか?疑問。
やはり、心を豊かにさせてくれるようなブランドの理念があってこそ、ビジネスとして、
成立するような気がしてならない。
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February 01, 2006
昭和という時代

昭和33年を舞台にした映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の上映延長が決まったという。
ビッグコミックオリジナルで連載されている西岸良平(さいがん・りょうへい)さんの漫
画が原作だとか。原作の「夕焼けの詩―三丁目の夕日」は、1974年から連載している
というから超ロングセラーだ。昭和といえば、銭湯の壁は、富士山と決まっていた。雄大
で優雅なシルエットの富士は、庶民の心の中に住みついていたようだ。昭和という時代に。
東京・大田区に「昭和のくらし博物館」がある。「洋裁の時代―日本人の衣服革命」の著
者でもある小泉和子さんが書いた博物館の解説本も出版されているので、それで事足りる
かもしれない。また、東京・青梅市に「昭和レトロ商品博物館」がある。青梅市全体が、
昭和レトロそのもの。特に、映画の手描きの看板は誰もが感動する。確かに、我々が失っ
たものは多い。昭和という時代に置き忘れたモノやマインドがあっても、より洗練され、
高度な技術によって、新しい文化を創っていることも事実だと思う。新しい富士山の表現
が誕生するように、平成の思い出つくりをしている最中だと思うのだが。
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