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アンファッショナブル・ファッション日記 2007年11月

No.4 (2007年11月)

11月某日   燃えろレオ

マッキントッシュの新しいOSが出る。新しいやつはLeopardという名らしく、ただしくは「レパード」と発音するけど、マック狂の友人と通称「レオ」と呼んでいる。アイコンが3Dで表示されたりするらしいよレオ、というかんじで、最近のもっぱらの話題。

注文していたがなかなか届かず、やっと到着。わたしはこれでテレビも観られるようになるはず、だった。持っていたTVチューナーは古いOSでは対応しなかったからで、早速そのチューナーを差し込みテレビ放送を受信してみたい。

長時間をかけて、飲みに行く誘いも断り、さっそくインストールする。深夜にやっと終了。まずはTVチューナーを。本日のプロレス放送にぎりぎり間に合うか。しかし、サンテレビと日本放送協会の二チャンネルしか受信できない!電波も至極不安定。

録画の野球放送ではアナウンサーの声が割れ(sun)、松たか子は鬼のような形相(nhk)になってて怖い。役に立たないワンセグチューナーを捨て、液晶が泳ぐように流れ出している見られないTVを再び出してきて、ヴィデオキャプチャーとつなぐ。つまりビデオを通してUSBポートでパソコンにつなぎ、パソコンモニターでテレビ放送を見ることができないか、いつまでも格闘する。


11月某日   ゴスロリマンガ


何年越しかで準備してきた漫画ができあがった。もちろんわたしは絵が描けないので、原案を作った。つまり原作者として。一緒に作ることになった漫画家さんと何度も打ち合わせをしてきた。ゴシックロリータの資料を山ほど貸し出しされて、お気の毒なほどだった。

取材と称して自宅へ来てもらい、わたしの拙いヴィヴィアンコレクションなどを公開することもあった。ある日、明石焼を食べながら打ち合わせした際は、あまりにも盛り上がりすぎて酔っぱらい、帰り、電車の方向を間違え、姫路まで行ってしまい、家に帰られなくなったこともあった。

タイトルは「ペダンチック・ラブ」。掲載先は決まっているが、まだ予定なので、正式に決まったら、またここでお知らせをしたい。世界との摩擦、繰り返される日常、おかしな格好はいとをかし?、あまりにも表層的、がキーワードのファッション漫画。


11月某日 先払いは当然?


ネットオークションが定着したからだろうか。個人で経営をしている人との取り引きに最近違和感をおぼえることが多い。商品が来る前に代金を先に支払いをすることは当然なのか。

わたしは研究資料を集めるために古本屋とのやりとりが多いが、梱包も丁寧で、対応も迅速で、後払いがほとんど。つまり古本屋さん(大体個人経営)では先払いが当然ということはほぼない。以前はそれが本に限ったことでもなかったように思う。

先日立ち寄ったギャラリーで椅子を予約したが、購入見積書がすぐにメールで送られてきた。商品の見積書は添付ファイルだったが、メールをよく読むと、とにかく先に指定銀行に代金を振り込まねばならないらしい。なぜかそれに違和感を感じてしまった。

最近ネットオークションなどで強引なかんじの一方的なやりとりをする人が多いような気がしている。作家さんはとても感じのいい人で、わたしが長年求めていた椅子で、一目惚れだった。直接作り手とゆっくり話をして、いい印象だったからなおさら感じる違和感。

先に支払いをするのは当たり前なのか。まだ商品も手にしていないのに、無事届くかもわからないのに。


11月某日  ひと風呂浴びてきましょか


「日刊タイガース」に名前変えなあかん!と言われるくらい阪神情報満載のスポーツ新聞がある。その『デイリースポーツ』で長くトラ番記者をやっている改発記者さんの人気コラムが本になった。その本『「とらのしっぽ」が明かす 岡田の法則』の書評を書くことになった。

毎試合の総評だけでなく、色んな裏話、グルメ情報も楽しめる、野球の魅力に溢れた本。本を読んでいた喫茶店で、上園投手が今年のセ・リーグの新人王を取ったことをふと手にしたデイリー紙で知る。マウンドにむかう姿は夕涼みのよう、帰る姿は湯上がりのようーそう書かれるほど、迷いのない落ち着いた投手。

ファッション研究者としては、ユニフォームの話などもおもしろかった。コシノジュンコを起用して新調された交流戦のユニフォーム。デザインとしてはいいかもしれないが、機能性に欠けるという指摘。テレビでは大丈夫でも、蛍光色の黄色が甲子園球場では光った背番号や名前を見えなくしてしまうらしい。

コラムの軽快さは本になっても衰えず、一冊にまとまるとシーズンをまとめて振り返ることができる。おもしろくて、どんどん進むので、これなら書評もすぐ書けるなあ、と思いきや、だんだんそのペースが落ちて来る。ファンとしての自分は、いろんなエピソードに感動して心がざわめく、泣いてしまうこともしばしば。あの後半の怒濤の闘いとその結末を知っているから、読むのが辛くなってきて、結局原稿は難航した。そんな心情とは裏腹に、おもいのほか書評は好評だった。


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