其の十三:街と音楽のほどよい関係

舞台化・ステージ化する街

1950年代に流行したアロハシャツにサングラスの太陽族から始まり、1960年代の原宿族、1970年代前半の雑誌アンアンとノンノの愛用のフォークロア風ワンピースを着用した「アンノン族」など、歴史的にみても原宿は、街やストリート全体が舞台のようなもの。常に見せたい人達のためのロケーションを持った街。ここで、自分を曝け出したい。そんな欲望を満たすに十分な人情と心豊かな観衆がいる。

1978年原宿ラフォーレがオープンした。その目の前には、カメラマン、デザイナー、コピーライターが事務所を構えていた「原宿セントラルアパート」があった。1979年には、裏原宿にあったブティック竹の子の洋服を着た通称「竹の子族」が大ブーム。みんなで踊れば怖くないと中高生が、休日の代々木公園の歩行者天国を占拠した。

静かなブームだったのが、ゴスロリ(中世ヨーロッパの貴族たちが好んで舞踏会などで着ていたドレスファッションのゴシックとフリルやレースの付いた人形の様なかわいらしいロリータが融合したゴシック&ロリータの略)やロリータ・パンク系など音楽系、ミュージック系の舞台衣装やコスプレなどとも融合、分離しながら、延々と続いていた原宿独特のファッションがある。東京の原宿のストリート・ステージの開演。通行人も楽しめるコスチューム遊び。いつでも、君たちが主役だ。

2003.5.22 (和)

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